Upcoming Movie Report/『情熱のピアニズム』

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『情熱のピアニズム』


『ミシェル・ペトルチアーニの数奇な人生は、
全身の骨が折れた状態で生まれた時から始まる。
ガラスのような骨を持つ病気のため、幼少期は歩くことも出来ず、
身長は成人してからも1メートルしかなかった。
代わりに神は彼に2つの素晴らしい贈り物を与えた。
桁外れの音楽的才能と、誰にでも愛されるカリスマ的人格である。』



「ファンタジー映画?」
「『ベンジャミン・バトン』的な?」とも思えるこの作品の紹介文。


なんと実話なのです!


ミシェル・ペトルチアーニ。
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この作品で初めて彼のことを知りましたが、本当に情熱的で魅力的な人物です!
もう『情熱』と『カリスマ』という言葉を軽々しく使えなくなりますよ。

それでは彼の情熱的エピソードを抜粋して紹介いたしましょう。



《情熱エピソード 1》

4歳の時、デューク・エリントンに憧れピアノが欲しいと母親に頼んだミシェル。
しかし母親が買ってきたのはおもちゃのピアノ。


『本気にしてない』


そう思った彼は、トンカチでそのピアノを破壊!
『時間がもったいないと思ったんだ』とミシェル。


か、かっこいい!




《情熱エピソード 2》

豪快で自信にあふれ、ユーモアもばっちり。
当然女性にもモテモテのミシェル。(個人的には声が魅力的だと思います!)

気に入った女性は、初対面で仲間に
『僕の妻だよ』と紹介する素敵な色男。(これいいですよね!)

しかし旅で場所を変えるごとに、女性も変わる。
カリフォルニアの妻に電話1本で、NYから別れを告げる。
やられた女性はたまったもんじゃないですね。
(そうやって何度も結婚と離婚を重ねたミシェルがインタビューで
『いつも愛に泣かされるよ』と真顔で語るシーンは笑っちゃいました。)



《情熱エピソード 3》

『派手に燃え楽しもう』
『チャレンジして死ぬわけじゃない』

好奇心おう盛なミシェル。
亡くなる直前は年間220本もの公演をこなしていたんです!

演奏中、鍵盤を強く叩いてしまい指や腕を骨折しても
最後まで演奏し続けるという精神力。

ヨーロッパ人として最初に名門ジャズレーベルのブルーノートと契約したピアニスト。
32歳でレジョン・ドヌール勲章を受賞したピアニスト。

先天的な病気に言い訳もせず、
意志の力で道を切り開いたミシェル。
本当にかっこいい!!

私たちも言い訳せずに夢に向かって突っ走らなければ!!
と、強く思わせてくれる。


・・・しかし同時に哀愁も強く感じる。


それというのも後のほうで、彼の病気は40歳まで生きられない、
と知ったから。

ミシェルはそのことを知っていたから、
人生を駆け抜けたのかな、と思うと切ないです。

『何でも経験して、速く速く。
時間がもったいない。』

彼の情熱的なエピソードも、すべてそんな気持ちのうしろに
あるのだと思うと・・・。





気分を明るく戻しまして・・・

ミシェルの死後のウェイン・ショーター
(ジャズのサックス奏者。日本でも大人気!らしいです)の言葉が良い!



『いわゆるノーマルと言われる人々が闊歩している。
ちゃんとした大きさで生まれ、腕の長さも、いろいろなものが揃っている。
だが彼らは、腕もなく、足もなく、脳もない人間のように人生を生きている。
そして自分の人生を責めながら生きているのだ。

私はミシェルが不満をもらすのを聞いたことがない。
ミシェルは本当に偉大なミュージシャンだった。
彼があれほど偉大だったのは、彼が人として素晴らしかったためだ。』




生き方考えちゃいますよね!
ミシェルはもちろん、まわりの仲間たちもぶっ飛んでて楽しいです!

おすすめはミシェルの父。
音楽に夢中なミシェルに言った言葉。


『勉強なんてほっとけ!』


かっこいい。笑


ミシェル・ペトルチアーニという人物の短くも豊かな人生を知って、
笑って、泣けて、素晴らしい演奏も聴ける!

楽しい人生を送りたいそこのあなたにおすすめです!




Text by:Nobuko Kazui

『情熱のピアニズム』は10月13日(土)より公開!!



公式サイトはこちらから!
http://www.pianism-movie.com/